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MAMIKO KAJIWARA Chief Marketing Officer

2019.02.07

これで完璧!結納と両家顔合わせの違いや流れ、服装まとめ(両家顔合わせ編)

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二人の結婚の意思を正式なものにするものが結納もしくは両家顔合わせ。婚約食事会と言う場合もあります。

 

前回は日本の伝統的な婚約スタイルである結納についてお伝えしました。

 

費用や手間などを考え、結納よりもっと気軽にできるものが両家顔合わせです。

 

気軽にできるものと言ってもやっぱり婚約を正式なものにする大切な場。

 

いつ?どこで?どんな風に?今回は両家顔合わせについて具体的に説明していきたいと思います。結納編と重複する部分もありますがご了承ください。

 

両家顔合わせとは?

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結納編でも触れましたが、カップルが結婚の意思を確認・約束し、周囲に知らせることをすることを「婚約」といいます。

 

「結納」は日本の伝統的な婚約の儀式のこと。

 

「両家顔合わせ」は簡単に言えば結納がよりカジュアルになった婚約のお披露目会のことです。

 

両家顔合わせはカジュアルなスタイルとはいえ、結婚式前に両家の親が初めて会う場合も多く、さらには二人の結婚の約束が両家の公認となる大切な場です。

 

しきたり等の儀式的なことを気にせず、どちらかといえば両家の親睦重視のお食事会ともいえますが、両家顔合わせをすることによって結婚に向けて二人と両家の気持ちを揃えることができます。

 

結納よりも顔合わせが主流

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最近では結納はしなくても、両家の顔合わせは結婚するカップルのほとんどが実施しているよう

地域によって差はありますが、首都圏では「両家の顔合わせのみ行った」カップルが75.5%と現在では両家顔合わせ(食事会)のみを行うカップルが増えています。

しかし、九州エリアでは、「結納」を実施したカップルが45.9%で、約半数のカップルが実施しており、地域によって、実施状況が違っています。

(リクルート ブライダル総研調べ)

引用:これで完璧!結納と両家顔合わせの違いや流れ、服装まとめ(結納編)

 

しきたりを気にせず、堅苦しさのない両家顔合わせは結納に変わって現在は婚約の場として長らく主流になっています。

 

婚約記念品について

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結納では結納品と言って昔ながらのいろいろな縁起物をあつめたものを両家で取り交わす(贈る)といったしきたりのようなものがあります。

 

結納ほど堅苦しく、絶対的なルールもない両家顔合わせ。でも普通の食事会とは違います。どのように準備をするのがいいのでしょうか。

 

(1)やはり婚約記念品は準備をしておくのがおすすめ

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両家顔合わせには堅苦しいルールやしきたりはないものの、婚約記念品を準備する場合が多いもの。

 

やはり9割以上がダイヤモンドのリング。その他、ネックレスやお互いに時計を贈り合うという人も。

 

婚約指輪を準備する前にぜひ 購入前に必ずチェック!婚約指輪(エンゲージリング)5つの基礎知識 を参考にしてみてくださいね!

 

ちなみに婚約指輪や時計などをすでにもらっている場合も両家顔合わせの当日には改めて箱に納めて両家の親に披露します。

 

婚約指輪を彼が彼女にその場でリングをつけるというパフォーマンスも素敵ですね。

 

双方の家族が集まって食事をするだけではなく、婚約記念品のお披露目や交換をしたりすることで「婚約を調える場」としての意味合いが生まれるのです。

 

(2)彼女からのお返しは?

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彼女側からのお返しとしての一番人気は腕時計のよう。

 

その他スーツやお財布、手帳や高級なペンなどもよく選ばれています。基本的には永く使える物ですが、最近ではパソコンなどのデジタル関連も増えてきているんですよ。

 

金額としては「半返し」、つまりいただいたものの半分の金額相当のものとされています。

 

また、地域によっては半返しではなかったり、彼女側からのお返しは準備しないという場合も。地域ごとに考え方の違いもあるので両家で事前にすり合わせることが大切です。

 

(3)略式結納のようなスタイルをとる場合も

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出典元:http://www.yuinouyasan.com/c53/c53-9.html

 

結納品の数を減らして準備をしたり、目録と受書のみを交わして形式上の結納を行うこともあります。

 

例えば、関東における簡略化した結納品は3品目の場合、「目録・金包・長熨斗」となります。(結納品は用意せずに結納金と婚約記念品のみを交わす場合も。)

 

関東式の結納品は以下のようになります。

 

(1)目録(もくろく)

結納品の品名や数を記したもの。二人の名前と日付を記入する。

 

(2)金包(きんぽう)

結納金のこと。男性から女性へは「御帯料」、女性から男性へは「御袴料」となる。

 

(3)長熨斗(ながのし)

アワビの肉を干してのばしたもの。長寿・不老の象徴。

 

(4)末広(すえひろ)

純白の扇が2本1組になっているもの。「末広がりに、長く家系が栄えるように」の意味をもつ。

 

(5)寿留女(するめ)

するめのこと。日持ちのいい食材であることから「長い家庭円満」の意味をもつ。

 

(6)勝男武士(かつおぶし)

かつお節のこと。背節と腹節で1組。男性の力強さの象徴。

 

(7)友白髪(ともしらが)

白い麻糸。「ともに白髪になるまで仲良く」の意味をもつ。

 

(8)子生婦(こんぶ)

こんぶのこと。1枚1組。繁殖力のある昆布に子孫繁栄を願う。

 

(9)家内喜多留(やなぎだる)

祝い酒を入れる朱塗りの柳樽。最近では現金を包むことが多い。

 

 

・受書

結納品を確かに受け取ったと示す物。目録と同様、二人の名前と日付を記入する。

 

何をどこまで準備するのか。お互いの家族にしこりを残さないよう、しっかり話し合って決めてくださいね。

 

日取りについて

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先輩カップルは両家顔合わせをいつ、どのタイミングで行っているか気になるところ。

 

首都圏の調査結果では、「挙式6ヶ月前」の15.9%、続いて「挙式13ヶ月以上前」の10.6%、「挙式8ヶ月前」が10.4%となんだそう。(リクルート ブライダル総研調べ)

 

遅くても6ヶ月までに済ますことをおすすめします。

 

本格的な結婚式準備が始まる前に行うことで、両家同士の意思疎通がはかれ準備がスムーズにできるようになります。

 

日取りに関しては結納と同じく、「仏滅ではない土日」もしくは「出席者全員の都合を優先した日」を選ぶケースががほとんど。

 

結納よりカジュアルな食事会と言ってもやはりおめでたい席。

結婚式よりも大安や友引にこだわる親もいます。

 

日柄は以下を参考にしてみてください。

 

大安

「大いに安し」という意味。六輝の中で最も吉の日とされ、お祝い事に最適な日。1日中、吉。

友引

「友を引く」ということからお祝いごとには好適な日。午前と午後、吉。正午は凶。

先勝

「先ずれば勝つ」という意味。急ぐことが良いとされる日。午前、吉。午後、凶。

先負

「先ずれば負ける」という意味。控えめに過ごすのが良いとされる日。午前、凶。午後、吉。

赤口

午前と午後、凶。正午のみ、吉。お祝い事は正午をはさんで行うと良いと左れる日。

仏滅

昔は「物滅」と表記された。六輝の中で最も悪い日とされ、お祝いごとには不適。1日中、凶。

 

おめでたいことは大安や友引に行うのが一般的。

 

二人が日柄にこだわらないという場合でも、結納や両家顔合わせの日取りは親の意見に合わせるのが◎。

 

しかし、料亭やレストランで両家の顔合わせを行う場合、お日柄の良い日は予約が入っている場合もよくあります。また、住まいがバラバラで予定がなかなか立たない・・・といった悩みもよく聞く話。

 

「みんなの都合が合うお日柄の良い日」を選びたい場合はとにかく早めの準備と予約をおすすめしますよ。

 

服装について

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カジュアルすぎる服装を避ければ基本的には自由。

 

開催場所の雰囲気や格に合わせた、出席者全員が同格の服装をしていれば問題ないとされています。

 

具体的には男性はスーツ、女性はワンピースやスーツ。

 

最近では平服(略礼装)で行う場合も少なくありません。

私服のようなカジュアルなスタイルにする場合もジャケットを着用するといいですね。

 

また、振袖は結婚前の女性しかきることのできないもの。

 

開催場所によっては男性に合わせることを意識せず、振袖を着用するのも素敵だと思いますよ。

 

男性のフォーマルウェアに関しては結納同様、結婚式のウソ?ホント?新郎の衣装は披露宴の時間帯で決めるのかの記事も参考にしてみてくださいね。

 

開催場所について

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「両家の顔合わせ」の実施場所は、「料亭で実施した」という人が37.8%、「レストランで実施した」という人が29.9%と、食事しながらというスタイルを重視している人が多いようです。

 

(リクルート ブライダル総研調べ)

 

いくらお食事会と言ってもそこは婚約のお披露目の場。

 

きちんとした個室があるところが望ましいでしょう。

 

二人で親の好みやアレルギーの有無などのリサーチも大切です。

 

予約の際に両家顔合わせで使いたい旨を伝えるとメニューや進行などの相談に乗ってくれるところや、あらかじめ両家顔合わせに対応したプランがあるところも。

 

場所としての理想は両家の中間地点で交通の便が良いところ。年寄りがいる場合はバリアフリーがあるかなどの配慮をするといいですね。

 

金額の相場は一人あたり10,000円くらい。

 

支払い方法も事前に決めておきましょう。

 

方法としては、本人たちで支払い・両家で折半・近い方が支払う等バランスも必要です。

 

両家顔合わせチェックリスト:準備編

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(1)どのような形式にするか

彼側が彼女側を訪れるという形が基本ですが、中間地点であったり二人の住まいの近くで行うことも。

 

結納品を交換してかっちりした形式にするのか、親睦メインのカジュアルな雰囲気にするのかまずは双方の親と相談を。

 

(2)日時と場所を決め、予約する

料亭やレストランやホテルのプライベート感を意識した場所を予約。

 

親が遠方からくるなどの場合や形式等の状況に応じて、昼にするか夜にするかを決める。

 

日取りは、当然ながら本人同士と両家の親全員の出席が大前提。

 

※日柄に関しては上の【3、日取りについて】を参考にしてみてください。

 

(3)婚約記念品の有無を決めて準備をする

婚約記念品を準備するのか、またそれは彼からだけなのか彼女も用意するのかを決める。

 

また、婚約指輪を購入してから手元に届くには1ヶ月近くかかることもあるので早めに準備をする。

 

(4)服装を決めて準備をする

服装は本人同士はもちろん、双方の親も格が合うように事前に決めておきましょう。

 

一般的には準礼装もしくは略礼装で、男性はスーツで女性はスーツかワンピース。

 

(5)当日の流れと進行、支払いについて決める

家族の紹介や婚約記念品の交換などの進行内容を決めておくと当日スムーズ。

 

二人が双方の親を紹介する形にして費用を負担するのか両家で折半にするのかなど、支払い方法も必ず決めておきたいですね。

 

両家顔合わせチェックリスト:当日編

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(1)両家集合

会場の入り口もしくは最寄りの駅で待ち合わせ。

 

二人と親が別々で来る場合、親同士が先に到着して顔を合わせることがないよう、二人が先に到着しておきましょう。

 

(2)両家着席

席順のマナーとしては、入り口に近い方に彼女側が座るのが一般的。

 

二人はそれぞれの父と母の真ん中に座るのも◯。

 

(3)始まりの挨拶をする

二人が親を招くスタイルならば彼が進行役に。

 

まずは両家顔合わせの趣旨を話し、来てもらったことへのお礼を述べましょう。

 

親が主催という形の場合は事前に親に挨拶を頼んでおくべき。

 

(4)両家の紹介をする

二人がお互いの家族を紹介しましょう。

 

仕事や趣味など、人となりがわかる内容を盛り込むと◯。

 

同席していない兄弟や祖父母の紹介もするといいですね。

 

(5)婚約記念品の交換をする

まだ少し緊張感が残る中ではありますが、婚約記念品の交換を。

 

すでにもらっている(贈り合っている)場合も、熨斗をかけた箱に入れて当日持参しましょう。

 

(6)記念撮影をする

食事をはじめたりお酒を飲んで顔が赤くなる前に、会場のスタッフに頼んで記念撮影をするのがおすすめ。

 

出来上がった写真は後日お礼状とともに渡すといいですね。

 

(7)食事・歓談

はじめはなかなか話が盛り上がらないことも。

 

二人が幼いころのアルバムや決まった(もしくは検討中)結婚式場のパンフレットやドレスのイメージなどを持参して積極的に盛り上げていきましょう。

 

(8)終わりの挨拶をする

彼(もしくは二人)から、この食事会を開催できたことへのお礼を述べる。

 

お会計は、費用を負担する人が食事中にサラッと抜けて済ませておくのがスマート。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

両家顔合わせ(婚約食事会)には決まったしきたりやルールがない分、ここまではOK?これはNG?などの疑問が出てくると思います。

 

結納品や結納金を渡し略式結納のようなスタイルで行うものから、楽しく会食をするのみのものまでさまざま。

 

どんなスタイルで両家顔合わせをするのか。

 

結納同様、両家の親に必ず相談することを忘れないでくださいね。

 

結納も両家顔合わせも、両家が集まって二人の結婚を約束し合い、親睦を深めることができるもの。

 

ポイントを抑えながら準備をしていってくださいね。

 

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