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YUKA MISHIRO Videographer & Editor

2018.04.05

結婚式のムービー費用を節約する3つの方法とそのメリットデメリット

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COST / MOVIE

結婚式のムービー撮影って、式場に頼んだら数十万もする…やりたいけど費用が高すぎて諦めるしかない…どうにかして安くできないものか…と、お悩みを抱えている方は少なくないのではないでしょうか?

ムービー(ビデオ)=「高額」なイメージが強いかと思いますが、実はやり方次第では節約できる方法があります。


そこで今回は結婚式のムービー費用を節約する3つの方法とそのメリットデメリットについてご紹介していきます。

長い時間をかけて準備をする大切な結婚式。後悔のないよう、一つでもご参考になれば幸いです。

ムービー商品の種類

はじめに、ムービー商品はどんな種類があるのか。代表的なものを6つご紹介致します。

(1)記録撮影

結婚式1日を記録する、いわゆる「結婚式ビデオ」。

仕上がりの総尺は、結婚式の内容により前後はしますが約2〜3時間程。長尺なので、撮っても見ないのでは?という疑問を抱く新郎新婦は少なくありません。記録撮影はエンドロールなどに比べ派手な演出などはなく、内容はごくシンプルですが、最大の魅力は「音声」。

結婚式の現場の音を残せる、それは写真にはできない事です。「おめでとう」というゲストからの祝福の声、緊張してうまく話せなかった新郎謝辞。お色直し中のゲストの歓談風景。など、ごく普通のように聞こえますが、記録撮影の中には当日、新郎新婦が目にする事のできないシーンも沢山あり、後日改めて見た時に結婚式というかけがえのない大切な時間をより一層素晴らしいものだったと感じる事ができるでしょう♪

また、5年10年と年月を重ねる事に、生まれてきたお子さんに見せたり、亡くなってしまった祖父母の声を聞いたり、と価値が何倍何十倍にもなるのが記録撮影の良いところなんです♪


(2)エンドロール

披露宴のラストに、ゲスト(列席者)へ感謝の想いを込めて上映するエンドロール。映画のスタッフロールのように、ゲストのお名前と写真や映像と合わせて上映します。近年では、当日撮影した映像をその場で編集して上映する、撮って出しエンドロールが主流になっていますよね♪

当日納品されるので、二次会で上映が可能。二次会から参加のゲストにも結婚式の様子を見てもらう事ができるのも人気が高いポイントの一つです。


(3)ダイジェストムービー

ムービー業者によって、wedding cinema(ウェディングシネマ)と言ったり、商品名(呼び名)は様々ですが、結婚式の1日を3〜5分程のBGMに合わせて編集したダイジェストムービー。エンドロールと同様の、プロモーションビデオのような撮影方法をしますが、エンドロールとの違いは結婚式のフィナーレまで収録されているところ。

エンドロールは、当日の上映がある為、お色直し入場のシーン位までの収録が一般的なので、新婦の手紙や花束贈呈など感動的なシーンも全て入ったものが欲しいという方には、後日納品のダイジェストムービーがおすすめ。


(4)オープニングムービー

披露宴の入場直前に上映するムービー。

写真や動画とBGMを合わせて1〜2分程の仕上がりのものが多いです。ムービーのラストに「5・4・3・2・1」とカウントダウンが入っていて、より一層入場を盛り上げられる演出ムービーのひとつ。

(5)プロフィールムービー

生い立ちムービーとも呼ばれていて、その名の通り新郎新婦それぞれの幼少期〜現在に至るまでの写真と、新郎新婦が出会ってから今までの思い出の写真をBGMに合わせて編集したプロフィールムービー。

二人の写真ばかりではなく、当日列席してくださるゲストの方やご両親との思い出の写真と共にメッセージを添えて、感謝の想いを伝えられる演出ムービーでもあります。上映されるタイミングは、新郎新婦のお色直し中が一般的。


(6)サプライズムービー

新郎から新婦へ、新婦からご両親へ、ご友人から新郎新婦へ。など感謝の想いや、祝福の気持ちをサプライズで伝えたいと密かに制作する方は少なくありません♪

特に、ご友人から新郎新婦へのサプライズムービーを余興などでご披露される方が多いのではないでしょうか。結婚式当日には参列されないゲストの方からお祝いメッセージなど、予想もしなかった祝福に喜ばれることは間違いありません♪

ムービー撮影の依頼先 知っておきたい3つの選択肢

結婚式のムービー撮影の依頼先は以下の3つの方法があります。


①会場の専属、または提携業者

②外部業者を持ち込む

③友人・知人にお願いする


式場で写真やムービーの打ち合わせになった時、まず一番に式場の専属のムービー業者の商品を薦められます。しかし値段が予想以上に高かったり、自分の好みではない場合、どうすればいいか?依頼先は式場の専属業者だけではありません。

外部業者を探したり、予算が厳しいなどの理由であれば友人知人に依頼するという選択肢があることを是非覚えておきましょう。

しかし上記3つ、どれを選択する場合にもメリット・デメリットが存在し注意しなければならない点もあるので、次項でご紹介する内容を是非ご参考にして頂ければと思います。

節約方法①外部業者に依頼する

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出典元:http://www.onscreenasia.com/

各式場には必ずといっていい程専属のビデオ業者が存在しますが、その専属のビデオ業者ではなく、外部の業者に依頼する方法です。(=「持ち込み」ともいいます)

 

(1)式場提携業者ではなく外部業者に依頼する理由

①費用の節約

式場の提携業者(式場専属のムービー業者)に依頼するのが一般的で、必ずプランナーとの打ち合わせの際にビデオについてのお話があるかと思います。

式場提携業者となると本来のムービー販売価格に+式場への中間マージンが上乗せされています。中間マージンについては各式場で違いがありますが、マージンを含めると式場提携業者に依頼する場合は本来のムービー販売価格の約2倍位の料金になります。

それに対し、外部業者は中間マージンがない分、式場提携業者よりも安くする事が出来るので、費用の大幅な節約が可能なんです。


②好みの業者を選べる

提携業者の場合、一般的には1社。多いところで2〜3社の業者の商品がラインナップされていますが、「自分の好みではない」と思ってしまった場合、外部業者は数多く存在するので自分の手で、納得するクオリティのムービー業者を選ぶことができます。

(2)外部業者の探し方

外部業者の探し方は、インターネットが一般的です。

ほとんどの業者がインターネットで検索でき、「結婚式 ムービー」「結婚式 ビデオ」「ブライダル 映像」「結婚式 エンドロール」など検索にかければで出てきます。

また、最近ではfacebookやinstagram、youtubeなどで先輩花嫁さんが実際の結婚式のムービーを公開されていたりもします。

インターネットの検索上位に表示される業者は、もちろん人気があるのは間違いありません。しかし、あくまでもインターネット上での注文になるので、決める際には細心の注意が必要です。

探す際の参考として、ホームページをよく見る。サンプル映像などあったらそれを目安に自分たちの好みにあった所を探す。

また、ホームページだけではなく電話で必ず問い合わせをして担当者と話が合うかどうか、心配であれば一度事務所を訪ねてみるのも手かと思います。やはり、結婚式はやり直しができないので「当日カメラマンが来なかった」「実は手配できてなかった」なんて事がないように、しっかりと打ち合わせをする事をおすすめします。

 

(3)外部業者に依頼する場合の注意点

■式場が外部業者の持ち込みが可能かどうかを確認する

そもそも、外部業者の持ち込みを禁止している会場もあります。

写真や映像にこだわりがあって、早い段階で外部業者に依頼しようと考えている場合は、式場を決める段階(成約)の際に必ず確認し、持ち込みが禁止されている場合は成約前に交渉する事をおすすめします。(※成約後に、持ち込みの許可を取ろうとしても、OKが出る可能性は低い)


■持ち込み料金の確認

外部業者の持ち込みを防ぐ為、式場側が「持ち込み料金」を設定している場合があります。式場によって値段は様々ですが、10万円以上の高額料金を請求される場合も!

持ち込みについては、以前の記事結婚式持ち込み料の疑問!新郎新婦が納得できない4つの理由を是非ご参考にしてみて下さい。


■撮影NG場所の確認

基本的には、式場のどの場所でも撮影は可能ですが、式場のなかには持ち込みを防ぐ為に、メイクルームやチャペル内は専属カメラマン以外の撮影は禁止。などのルールが設けられている所もあります。

また、チャペル内の撮影が可能な場合でも席から座ったままの撮影や祭壇への立ち入りが禁止されているなどの制限がある場合もあるので確認が必要です。特に、チャペル内へ持ち込み業者の立ち入りが禁止されている場合は、挙式のみ専属業者に依頼して、挙式後から披露宴は持ち込み業者に依頼するといった対処法もあります。

 

■入念な下調べと打ち合わせが必要

必ずサンプル動画を見たり、よく下調べをした上で決定をしましょう。そして先輩花嫁のリアルな口コミや、実際の映像を参考にして選ぶと、失敗はありません。

依頼後から結婚式当日までも、どのシーンから撮影開始なのか、何時に会場入りするのか、エンドロールを依頼する場合は編集場所があるのか。など、式場の専属業者ではないので、プランナーまかせにはできず、新郎新婦が細かな打ち合わせを行わなければいけません。入念な打ち合わせを行った上で当日を迎えるようにしましょう。


(4)メリットデメリットまとめ


外部業者に依頼した場合のメリットデメリットは以下の通りです。


<メリット>

■式場の専属業者に依頼するよりも安くできる

■自分の好みにあった業者を選ぶ事ができる


<デメリット>

■持ち込み料を会場から請求される場合がある

■撮影ができない場所があるケースがある

節約方法②友人・知人に依頼する

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出典元:https://jp.pinterest.com/


もし友人や知人の方の中に撮影が得意で、快く引き受けてくれる方がいるならお願いするのもひとつの方法です。


(1)友人・知人に依頼する理由

①費用の大幅な節約

友人・知人に依頼をする場合、以下の理由で決断される方が多いのではないでしょうか。

・ムービーに何十万もかけたくない

・予算の都合で、プロには依頼できないので友人にお願いすることに

・ムービーの必要性はあまり感じないが、一応少しでも残せておければOK


上記のような理由、つまり節約を目的とした方がほとんどだと思います。

業者に支払うような、何十万という金額は必要ありませんよね。しかし、タダでお願いするのではなく、なんらかの形でお礼は必要です。


②プロには撮影できないものが撮れる?

友人や知人にお願いした場合、プロのようなクオリティは求められませんよね。しかし、プロには撮影できない、新郎新婦を知っている人だからこそ撮れるゲスト目線の温かみのある映像になる事でしょう。


(2)友人・知人に依頼する場合の注意点


■撮影をお願いする方も「列席者」という事をお忘れなく!

撮影を依頼した友人や知人の方も、当日は列席者として招待されているので、お二人を祝福しにやってきているのです。

ですので、撮影をお願いしたからといって、全くお食事をとる間もなく…席に座る事もできず…なんて事にならないよう、負担にならない程度にお願いするようにしましょう。


■チャペル内での撮影制限

チャペル内では、列席されている方は立って撮影する事は基本的にはできません。

挙式中、「人前式」でない限り、大抵二人は牧師先生の方を向いて立っているので、列席者に背を向けた状態です。よって、撮影する姿は、ほとんどが後ろ姿になってしまう可能性があるので、事前に列席者は席を立って撮影できるか、会場の担当者に確認をしておくと安心です。


■機材トラブル

ご友人の方やご親戚の方が撮影されていて、よくありがちな失敗例が「カメラの充電切れで途中で撮影ができなくなってしまう」事です。

挙式〜披露宴お開きまでは大体4〜5時間程ですが、普段家庭用のカメラで続けて長時間撮影する機会はあまりないと思うので、必ず予備のバッテリーを持参するようにお願いしましょう。


■想像していた映像がとれていない

後日映像をみたら、撮ってて欲しかったシーンが撮れていない、手ぶれがひどくて見ていられない。など自分が想像していたものとかけ離れた仕上がりに落胆しても、決して撮影者を責めてはいけません。

撮影された方もゲストとして列席しているので、感動的なシーンがあれば見入ってしまい、つい録画ボタンを押し忘れてしまった。なんて事はあり得ます。プロではないので責任を問うことはできない事を覚悟した上で、依頼をしましょう。


■撮影後の編集は誰が!?

撮影はお願いしたけれど、編集は誰が?

3〜4時間程撮影したものを編集する作業は、かなりの時間と労力を費やします。撮影をお願いする際に、編集まで行ってもらえるか、もしくは撮影データだけを後日頂くのか、を事前に決めておくと撮影者もいつ頃に新郎新婦に渡せるか(納期)の目安も立てやすくなるのでおすすめです。

また、その点を踏まえた上で、依頼した方になんらかの形でお礼を準備しましょう。


(3)メリットデメリットまとめ

友人・知人に依頼する場合のメリットデメリットは以下の通りです。


<メリット>

■撮影費用が大幅に節約できる

■友人目線の映像で温かみのあるものになる


<デメリット>

■クオリティを求められない

■バッテリーが落ちて、撮影ができなくなるなどの機材のトラブルが起こる可能性がある

■撮影者がゆっくりと食事もできない可能性がある

■撮影後、何らかのお礼が必要

節約方法③映像演出は自作する

オープニングムービーやプロフィールムービーといった映像演出は、安価なものでも3〜5万円はかかります。最近ではフリーの編集ソフトや1万円程で購入できるウェディング専用の編集ソフトも販売しているので、時間に余裕があるのであれば、ご自身で手作りしてその分を当日の撮影費にあてるのも節約方法の一つです。

自作方法については、以前の記事制作費0円を実現!結婚式のプロフィールムービーを自作する方法をぜひ参考にしてみて下さい。

 

(1)おすすめの編集ソフト

 

<無料>

■Movie maker (windowsユーザー向け)

 

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出典元:http://windows.microsoft.com/


■i Movie (Macユーザー向け)

 

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出典元:https://itunes.apple.com

 

<有料(1万円以下)>

■トランスゲート フォトムービースタジオ6

 

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出典元:http://www.amazon.co.jp/


・デジカメde!!ムービーシアター5 Wedding

 

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出典元:http://www.amazon.co.jp/


・LoiLoScope2

 

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出典元:http://www.amazon.co.jp/

 

(2)映像演出を自作するメリットデメリットまとめ

映像演出を自作するメリットデメリットは以下の通りです。


<メリット>

■映像演出の費用が節約できる

■新郎新婦ならではのオリジナリティが出せる

■写真の使用枚数や、BGMの曲数など制限がないので自由に決められる


<デメリット>

■時間と手間がかかる

■クオリティには期待できない

まとめ

いかがでしたでしょうか?写真や映像は高額な商品が多く、費用の関係で泣く泣く断念したという声も残念ながら耳にするのが現状です。

予算の関係上、プロに依頼するのが難しい場合は、是非ご友人にお願いしてホームビデオをでも構いません!なんらかの形で記録に残して頂く事を強くおすすめします。写真や映像は後から撮影する事はできません。後日、後悔する事がないよう、是非今回の記事の内容を今後の結婚式準備の参考にして頂ければ幸いです。

 

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