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KEIKO OHASHI Art Director

2019.06.28

男性がいますぐ始められる妊活。結婚を意識したら知ってみよう!

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日本産科婦人科学会によると、不妊の理由の割合は、男性の側にある場合と女性の場合の半々とされています。

妊活といえば女性がリードするものというイメージがあるかもしれませんが、実は男性も一緒に取り組むことが大切なのです!

本記事では、男性ができる妊活についてご紹介していきたいと思います。自分でもできる方法もお話ししているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

                        

自分でできる妊活とは?健康に気をつけることが大事!


いざ妊活をしようとしても、何から始めればよいのか分からなかったりしますよね。

いますぐご自分で始められる妊活として、健康に気をつけることがオススメです。

実は、妊活と健康状態(食べ物)は強く結びついているといわれています。
(参考:Human Reproduction. May 2018)

バランスのよい食事、朝食を必ずとる、適正体重、アルコールを減らす、禁煙することが一般的に推奨されているようです。

また2018年2月、NHKクローズアップ現代では、下記の「精子の状態をよくするための7か条」が放送されました。


タバコは、精子の奇形率が上がり、流産率も高くなるといわれています。

奥さまとお子さんのためにもがんばって禁煙しましょう!

2番の「禁欲は間違い」は、新鮮な精子の方がよいとされているため。

3〜5番は、精子が熱によるストレスに弱いとされているため。

6番の自転車は、会陰部、陰のうの下辺りの細かい血管にダメージを与えてしまうとされているため。

7番の育毛剤は、体の中のホルモンに影響を及ぼし、精子の所見を悪くしてしまう可能性があるとされているためです。

風しんの抗体検査&ワクチン注射を受けよう!


いま風しんが30代以上の男性を筆頭に大流行しています。

風しんの免疫を持たない妊娠20週頃までの妊婦さんが風しんに感染すると赤ちゃんも感染し、先天性風疹症候群(CRS)を発症する可能性があります。

風しんの3大症状は、先天性心疾患、難聴、白内障。その他に、難聴、網膜症、肝脾腫、血小板減少、糖尿病、発育遅滞、精神発達遅滞、小眼球など多岐にわたります。

先天性心疾患と白内障は妊娠初期3ヶ月以内の母親の感染で発生します。

しかし、難聴は初期3ヶ月のみならず、3ヶ月以降の感染でも出現します。しかも、高度難聴であることが多いといわれています。

2019年現在、先天性風疹症候群自体の治療法はありません。

しかし、風しんはワクチン接種で防げる病気です。

地域によって、風しんの抗体検査やワクチン注射への助成金制度や無料制度を行なっています。

風しんの抗体検査&ワクチン注射は内科などで受けることができます。すぐ終わるため、忙しい方も大丈夫です。

奥さんやお子さんはもちろん、妊婦さん、そしてご自身の身を守るためにも、風しんの抗体検査&ワクチン注射を受けましょう!

                            

検査をするならいつがベスト?何科に行けばいいの?


不妊とは、妊娠を望む健康な男女が夫婦生活を送って1年妊娠しない状態をいいます。
(参考:日本産科婦人科学会)

ただし、加齢や健康状態によって妊娠率が大きく変わります。男性は35歳から精子の質が少しずつ老化するといわれています。
(参考:Fertil Steril. Stone, et al. 2013)

そのため、1年待たずに不妊治療した方が効率的なケースもあります。

また、不妊のカップルは約10組に1組といわれています。しかし、妊娠を考える年齢が上昇していることもあり、この割合はもっと高いとも考えられています。不妊は珍しいことではないのです。

まずはご自身の状態を知るためにも、検査をしてみるとよいかもしれませんね。

ここでは、簡単に検査方法についてご紹介していきたいと思います。

(1)受診する病院

不妊症を診ている産婦人科や泌尿器科で検査できます。

(2)検査方法

問診、触診、視診、精液検査の4項目を行います。
 

・問診

喫煙をしているかどうか、過去の既往歴、1ヶ月の性交回数などをきかれます。
 

・触診、視診

左右の精巣の状態や、精索静脈瘤がないかチェックします。

精索静脈瘤とは、精巣のまわりにできるこぶのことをいいます。血流悪化や精巣の温度上昇を起こすため、男性不妊の原因になるといわれています。
 

・精液検査

2〜7日ほど禁欲し、精液を採取します。

精液の状態はストレスや疲労度によって変化するといわれています。
 

・料金

保険が適応されて初診料含め1,000円ほど掛かります。

                            

5種類の不妊治療の特徴と金額をご紹介


不妊治療には、「タイミング法」、「排卵誘発法」、「人工授精」、「体外受精」、「顕微授精」の5つがあります。

日本産科婦人科学会によると、数周期で妊娠しない場合にタイミング法→排卵誘発法→人工授精→体外受精というように、治療法をステップアップさせていく治療法が一般的です。

それぞれ特徴や料金が異なります。下記にてひとつずつご紹介していきますね。

(1)タイミング法

最も妊娠しやすいと言われている時期といわれている排卵の2日前ごろに性行を取る方法です。

卵胞の大きさや尿中のホルモンを測定し、医師が排卵日を推定します。排卵日周辺で通院が必要です。

料金は3,000円ほど。投薬や注射もあわせて行う場合は1周期あたり7,000円ほど掛かります。

(2)排卵誘発法

内服薬や注射で排卵を促す方法です。一般的に、排卵障害や妊娠率を上げる目的で使用します。

1周期あたり10,000円ほど掛かります。

(2)人工授精

採取した精液から良好な精子を取り出して、最も妊娠しやすい時期に子宮内に注入する方法です。

料金は1回1〜3万円ほど。

(3)体外受精

採取した卵子と精子を体外で受精後、母胎に戻す方法です。

料金は1回25〜50万円ほど。

(4)顕微授精

採取した精液から形、運動状態のよい精子を選び、卵子に直接注入後、母胎に戻す方法です。

料金は1回30〜60万円ほど。

                            

妊活のお悩みを解決!オススメの妊活サイト4選

妊活をしていると、ときに悩んだり、わからないことがあったりしますよね。ここでは、そんなときに参考になるサイトをご紹介していきたいと思います。

(1)たまひよ


■公式サイト:https://st.benesse.ne.jp/

妊活、妊娠出産、子育て育児など、子どもに関する幅広いジャンルの記事を発信しています。

(2)あかほし

 

■公式サイト:https://akahoshi.net/

不妊治療を始めるときに知っておきたい基礎知識が解説されています。

(3)獨協医科大学 埼玉医療センターリプロダクションセンター 妊活Room




こちらは、獨協医科大学が管理運営する妊活サイトです。

妊娠のしくみや不妊治療、男性・女性の健康に関する情報がまとめられており、わかりやすいです。

(4)妊活のはじめてガイド ロート製薬


■公式サイト:https://jp.rohto.com/

妊娠の仕組みや妊活で悩みがちなことなどを解説しています。

まとめ

妊活について知り、取り組むことは、ご自身のためになるのはもちろん、パートナーへの大きなサポートにもなります。妊活の際は、女性だけでなく、男性も一緒に取り組んでみてくださいね。

本記事がみなさまの参考になりましたら幸いです。

                        

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