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AZUSA TAMURA Director & LGBT Adviser

2018.02.22

結婚式のスナップ撮影をプロカメラマンに頼む理由

結婚式を挙げると決まってからは、次々に決めなければならない事が押し寄せて来ます。ドレス・会場の花・音楽は自分の好みがあるので、迷いはあっても比較的決め易いのではないでしょうか。

しかし、映像や写真は自分でどうにかできる内容ではない上に、会場専属のスタジオの他にも数多くの会社があります。さらに普段から趣味で写真を撮っている親戚や友人がいる場合もあります。どこに頼むのがベストなのかすぐに決めることは難しいのではないでしょうか。

 

今回は、結婚式のスナップ撮影を誰に頼めば良いのか、それぞれのメリットデメリットも含めて考えてみましょう。

挙式会場専属のカメラマンに頼む

挙式会場が先に決まった場合、担当プランナーと話を進めながら、会場側で用意されている選択肢に沿って決めて行きます。

 

その時に、写真やビデオも決めていかねばなりません。そして、そこには会場側が契約している業者があります。それも会場によって1社ではなく、数社と契約している場合もあります。基本的には、その中からカメラマンを決めるように勧められるでしょう。

なぜなら、会場と写真の業者は会場と提携しているからです。提携しているという事は、その業者の売り上げと会場側との連携が必ずあるからです。

 

(1)メリット

 

・カメラマンが会場の事を知り尽くしている。(撮影場所、光の具合等)

 まず、会場専属のカメラマンは毎週末その会場で撮影をしています。

場合によっては、週末1日に2件撮影をするため、朝から晩まで一日中撮影をすることがあります。つまり、一日の流れを把握していて、撮影ポイントとしてどの場所で撮影するのが絵になるか、時間帯によって光の入り具合はどうか、といった様々な条件を毎週確認しているのです。その上で撮影を繰り返す事により、確実で安定した撮影が出来るようになり、さらに美しく撮るためには、どうすればいいのか研究する事が出来ます。

 

・会場のスタッフとの人間関係が出来上がっているため、話が通り易い場合がある。

 ここで言う、会場のスタッフとは、担当プランナーや披露宴責任者のことです。提携会場には、ほぼ写真スタジオがあります。つまり、そこには写真業者の社員が常駐しているということになります。急な打ち合わせにも、可能な限り対応してくれるでしょう。

会場の中にカメラマンが常駐しているため、他の部署とのやりとりも日常的です。そして、結婚式当日に向けて一緒に作り上げて行く過程を知っているために、部署の境を越えて協力することができます。

 

・挙式会場内全てのスケジュールを把握している。

 大きな会場では、1日に何件もの結婚式が執り行われます。会場専属カメラマンは、その全てのスケジュールを知っています。他の結婚式の進行との兼ね合いで、撮影のタイミングを逃す事がないように、披露宴責任者と相談しつつ、タイムスケジュールの合間を縫って確実に撮影をしていくことが出来ます。

 

(2)デメリット

 

・挙式会場と提携しているため、商品の金額が高い場合がある。

 会場内にスタジオを構えている場合は、簡単に言うとテナントとして入っているようなものなので、家賃やマージンが発生します。つまり、その分の金額が含まれるため、外部カメラマンを頼むより割高な場合もあるかもしれません。ただ、その分前述のメリットの部分が保障されています。

 

・カメラマンが選べない場合がある。

 お日柄が良く、1日の結婚式の件数が多い日には、カメラマンも多く必要になります。その場合、必ずしもスタジオ常駐の社員カメラマンだけが撮影に入る訳ではありません。業務委託のカメラマンが撮影に入ることがあります。その場合、どのカメラマンが入るか分からないので、基本的にはカメラマンは選べず、お任せということになります。そのため、もともとカメラマン指名制度そのものが無いところも多いです。

インターネットで写真の業者に頼む

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photo by Fukaura

 

 もともと、写真に興味がある場合、結婚を決めた頃から写真の業者を探し始めるかもしれません。会場よりは、撮影料が格段に安い場合もあります。撮影+アルバムの合計金額が10万以下の場合、カメラマンへの報酬もそれほど高くはなりません。もしくは、カメラマンへの報酬がしっかりしている場合、アルバムのクオリティが落ちるかもしれません。

腕の良い本職のブライダルのカメラマンは破格の値段で仕事は請け負いません。値段には、それに見合った腕のカメラマンだと考えておいた方が良いでしょう。

 

そこそこ見られるくらいのレベルの写真で、特に多くは求めないという場合と、写真にはこだわりたい!!という場合とで、選ぶ業者と金額は全く違ってきます。自分の希望と予算に見合った業者を根気良く探しましょう。

 

(1)メリット

 

・自分のセンスに合った、好みの会社を選べる

 写真の業者にもその会社のカラーがあります。弾けた感じの写真が得意な会社、クラシカルで陰影のついた撮影を好む会社、といったように、会社そのものの方向性もあります。その方向性に合ったカメラマンが多く所属していることが多いので、HPなどに掲載されているサンプル写真をよく見比べましょう。HPで見られない場合は、実際に店舗にサンプルを見に行くのも良いでしょう。ただし、写真の業者の規模は個人事業主から株式会社まで幅広いため、店舗はなく事務所だけの場合もあり、サンプルが見られない場合もありますので、気になる会社がある場合は、まずは、メールか電話で確認をしてみるのも良いでしょう。

 

・写真を見て、カメラマンの指名ができる。(指名料がかかる場合もある。)

指名が出来る程の人数を抱えている会社ですので、規模は大きいはずです。そして、ノウハウもあるでしょう。つまり、カメラマンのスキルに大きな差が出ないように教育もされているはずです。ただ、その会社のベテラン看板カメラマンと、デビューしたてのカメラマンでは確実に腕に差があるはずです。そこは指名料等にも反映されていることが多いです。

自分と合うカメラマンを探して、そのカメラマンに一生残る写真を撮影してもらうという安心感を得られるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

 

・会場提携の写真スタジオに比べて金額が安い場合がある。

 会場との提携がない分、マージンが発生ません。そのため、金額はそれなりの金額に抑えられていることが多いでしょう。

アルバムにはせずに、撮影のみの金額で5万〜10万以内でも高く感じる場合もあるかもしれません。「結婚式のたった数時間でそんなにするの?」と思われるかもしれません。

撮影は当日1日のみの拘束となりますが、場合によっては担当者との打ち合わせ、会場下見、挙式後、数日かけてデータ処理をして商品となるように仕上げます。その全ての日数の金額と捉えて頂く方が、納得して頂けるでしょう。

 

アルバムやphotobookが必ず付いてくる商品になると、さらに金額は上がります。撮影したデータを、レイアウトし印刷出来る形のデータにし、製本、印刷と様々な工程が入って来ます。本屋に並んでいる写真集と違って、1冊丸々オーダーメイドと考えて頂ければ、金額にも納得がいくのではないでしょうか。

 

(2)デメリット

 

・持ち込み料が発生する場合がある。

会場側は、提携している業者を優先的に契約しようとします。(売り上げの連携、スタッフ同士の連携が取れているので当日の現場の仕事をまわしやすい。)そのため、持ち込まれる業者には持ち込み料を課す場合があります。無い会場もありますので、担当者に確認しましょう。

 

・会場専属のカメラマンと同じ内容で撮れない場合がある。

 挙式当日のみの撮影の場合、披露宴会場の責任者の指示のもとに、当日のスケジュール内で動くしかないので、撮影出来る時間と場所は限られます。(うまいカメラマンは、その範囲内できっちり撮りますが。)

 

・会場専属カメラマンと比べて、カメラマンと会場の情報交換の回数が少ない。

会場専属カメラマンの場合、常に同じ建物の中にいて、すぐに連絡が取れます。また、決定事項が更新された場合、他の部署の内容でも全ての部署で共有します。最終的には結婚式の前日までに全ての部署の情報交換が済んでいるため、全てのスタッフが同じ意識で当日を迎えます。

しかし持ち込みで、新郎新婦を通して担当者と会う場合、及び会場の下見など数回の情報交換になる可能性があります。

写真を趣味にしている親戚・友達に頼む

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photo by Fukaura

 

招待状を出して、出欠が戻って来る頃に、カメラを趣味にしている友達から「撮影するよ!

」という申し出があるかもしれません。とても嬉しいですし、ありがたいですね。

ただ、写真にどこまで求めるかという部分の擦り合わせをしておかないと、撮影データをもらった時に行き違いが生じるかもしれません。どの部分を考慮しておくべきでしょうか。

 

(1)メリット


・気兼ねなく接することができる。

親戚・家族・友人に撮影を頼んだ場合、その日に初めて会うカメラマンより、緊張せずに向き合う事ことができます。そのため、自然な笑顔で接することができます。(カメラマンは、自然な笑顔を引き出すようにします。)

 

・本人も撮りたがっているので、それほど高額なお金を払わなくても済む

カメラが好き、撮影が好き、という趣味の場合。お金を払ってもらうことよりも、撮影が出来る状況がある事の方が嬉しい場合があるので、プロカメラマンへの報酬より抑えることができるかもしれません。

 

・式場に入る前後も撮ってもらえる可能性がある。

通常は、新婦メイク仕上がり後からカメラマンは撮影に入りますが、身内であれば家を出る時から、またお開き後の様子までも撮ってもらえる可能性があります。

 

(2)デメリット

 

・出席者の1人として扱われるため、本来のカメラマンと同じ位置で撮れない場所がある。

挙式の場合、持ち込みのプロカメラマンでさえも会場専属のカメラマンとは同じ位置で撮れないことが多々あります。身内や友人の場合、自席で撮影ということがほとんどです。

 披露宴においては比較的自由に動けますが、席が設けてある上に料理が次々に出て来るので、カメラマンのように常に撮り続けることは難しい状況です。

 

・プロではないので、1日の流れを確実に撮れる保障はない

 カメラマンは、最終的にアルバムでのレイアウトまでイメージしながら撮影をしています。そのため、時系列で一日の流れを追っても撮り漏れがないように、一日中、新郎新婦に張り付いて撮影しています。

親戚・友人に頼んだ場合、挙式のリハーサルや、メイク室などの全てを押さえるのは難しい場合があります。(前もって、撮影希望カットをお願いしておいたとしても、確実に撮れるとは言い切れない。)

 

・イメージしているような写真を撮ってもらえるかわからない。

分単位でスケジュールを動かしている会場で、撮影出来る時間は比較的少ないので、短時間でイメージ通りに撮影出来るスキルがないと難しいでしょう。

 

結婚式当日のメイク仕上がり後からおひらきまでの長時間、集中力を切らさずに、押さえの写真となる記録のカットや、イメージカットを撮り続けることは、かなりの労力を要します。「これだけのカットは撮影したい」という希望が数多くある場合には、迷わずプロカメラマンに頼むことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?

プロカメラマンにも、デビューしたてから10年以上様々な現場で撮影しているベテランカメラマンまで、さまざまです。

ある意味、美容院の料金設定に近いものがあるかもしれません。

撮影技術だけではなく、接客や新郎新婦の意見を引き出したりすることができる腕の良いカメラマンは、人気もありますし、報酬もそれなりにします。

 

料金だけに左右されずに、上記の点を踏まえた上でカメラマン選びをしてみてはいかがでしょうか。気持ちが通じ合うカメラマンと出会えるといいですね。

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