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KEIKO OHASHI Art Director

2018.08.29

結婚式前にブライダルチェックを受けるべき?費用や検査内容まとめ

これから結婚式を控えている方に向けて、ブライダルチェックというものがあります。

ブライダルチェックとは、主に「出産・妊娠」に関する体の状況を調べる検査のことです。近年晩婚化が進んでいることもあり、ブライダルチェックを受ける方が増えているようです。

今回は、そんなブライダルチェックについてご紹介していきたいと思います。

「出産・妊娠を考えていない人はブライダルチェックを受ける必要はないのかな?」そう感じた方もいらっしゃると思います。しかし、そういった方も知っておいて損はしないので、健康のために、これからの新生活ためにも、一度ご一読いただけましたらうれしいです。

                        

ブライダルチェックって必要なの?

 

ブライダルチェックでは、主に「出産・妊娠」に関する体の状況を知ることができます。

そんなブライダルチェックを受けるか受けないかお悩みの方は少なくありません。

「出産・妊娠」はデリケートなことということもあり、なんとなく消極的になってしまうかと思います。

また、「出産・妊娠」をお考えではない方は「受けなくてもいいかな」と思ってしまいますよね。

ただ、先ほどお伝えしたようにブライダルチェックは「出産・妊娠」に直接関係することの他に、間接的に関係する身体の健康面を知れます。

例えば、「出産・妊娠」に直接関係することとは、女性の場合は子宮や膣の状態、男性の場合は精子の状態、そしてSTDテスト(性感染症検査)のことです。

また、肝臓・腎臓機能の状態、B・C型肝炎に掛かっているかなど間接的に関係する身体の健康面についても把握できます。

健康はまず自らの身体のことを知ることから始まります。

「ブライダルチェックをすることで潜んでいた病気が明るみになるかもしれない…」、「なんだかこわいな…」そう重く受け止める方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方は、こう考えてみてください。「病気の早期発見に繋がるかもしれない」、「これから2人で新しい人生を歩むための必要な第一歩だ!」と。

医療先進国のアメリカでは、ブライダルチェックに限らず健康のためにSTDテスト(性感染症検査)やがん検診などをマメに受けることで、病気の早期発見に繋がっているといいます。

未来のためにも、おふたりでブライダルチェックのことを話し合ってみるとよいかもしれませんね。

                            

男女別!ブライダルチェックの検査内容と受ける場所


ここでは、男女別にブライダルチェックの検査内容の一例をご紹介していきたいと思います。

ブライダルチェックの検査内容には厳密な決まりがないため、病院や受ける人によって多少異なるようです。

そのため、ブライダルチェックを受ける前に病院のホームページや、電話をして確認してみてください。

(1)女性のブライダルチェックの検査内容

女性のブライダルチェックは、産婦人科病院で受けます。

女性のブライダルチェックの検査内容は、「婦人科系検査項目」、「病疾患科系検査項目」、「妊娠に関する高精度の検査項目」の3つに分けられます。ひとつずつお話していきますね。

・1、婦人科系検査項目

婦人科系検査項目には、「問診」、「内診」、「血液検査」、「超音波検査」が挙げられます。

「問診」は病院に受診したときや健康診断のときに受けたことがあるかと思います。ブライダルチェックでの問診では、下記の項目などを記入します。

・直近の生理開始日
・月経周期
・初潮年齢
・妊娠経験の有無
・出産経験の有無
・人工中絶経験の有無
・流産経験の有無
・過去の大きな病歴
・アレルギーの有無
・持病の有無

ブライダルチェックを受ける前に上記項目を振り返り、把握しておくとよいですね。

次に、「内診」では膣や子宮、卵巣のチェック。

「血液検査」では、貧血や感染症、肝臓・腎臓機能、血糖値などの状態を知ることができます。

「超音波検査」では、子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣の腫瘍などがあるかどうか、子宮や膣の状態をチェックできます。

・2、病疾患科系検査項目

病疾患科系検査項目には、「がん検診」、「おりもの検査」、「性感染症検査」、「風疹抗体検査」、「尿検査」などがあります。

「がん検診」では、子宮体がん、子宮頸がん、卵巣がん、乳がんがあるかどうか、超音波やマンモグラフィを使って検査します。

「おりもの検査」では、カンジタやトリコモナス、淋病などがあるかどうかを調べます。

「性感染症検査」では、HIV(エイズ)、梅毒、クラミジアなどがあるかどうかを調べます。

「風疹抗体検査」では、その名の通り風疹の抗体を持っているかどうかを調べます。こちらは、妊娠時に風疹にかかると胎児に影響を及ぼす可能性があるため検査項目に入っています。

「尿検査」では、タンパクや糖の値、腎臓の疾患などを調べます。

・3、妊娠に関する高精度の検査項目

妊娠に関する高精度の検査項目には、「卵管造影検査」、「AMH検査」などがあります。

「卵管造影検査」とは、卵管の通りや異常を診る検査です。卵管に造影剤を流し入れ、当日と数日後にレントゲン撮影し、造影剤の残っている影の形で判断します。

「AMH検査」とは、正式名称がアンチミュートリアルホルモン検査といいます。卵子残存数による卵巣年齢を判断します。

女性は卵子のもととなる原始卵胞を生まれたときから持っています。

原始卵胞の数は増えることがなく、歳を重ねるごとに減少していくといわれています。

原始卵胞はすべてなくなると、卵子を作ることができなくなります。

こちらの「AMH検査」では、原始卵胞の数を調べることで卵巣年齢を判断できます。

上記2つの検査は高度な検査で、侵襲の可能性もあるようです。

侵襲とは、治療のための外科手術や薬によって身体に変化をもたらすなど、身体を傷つけることをいいます。

そのため、検査を受ける際はお医者さんとよくご相談してみてくださいね。

(2)男性のブライダルチェックの検査内容

男性のブライダルチェックは、泌尿器科または産婦人科で受けられます。

検査内容は下記のようになっています。

・問診
・精液検査
・性感染症検査
・B・C型肝炎検査

「問診」では、生活習慣や過去に掛かった病気など既往歴について記入します。

「精液検査」では、精子の数や状態を。

「性感染症検査」では、クラミジアや梅毒、HIVに感性しているかどうかを調べられます。

                            

ブライダルチェックに費用


ブライダルチェックの費用は、検査項目や病院によりますが1万5千〜5万円程度といわれてます。

ブライダルチェックは病気の治療が目的ではなく、健康の人が受ける検査なので保険が適用されません。そのため、1人あたり数万円と高額なのです。

ただ、生理が重い、生理不順などの症状がある方は保険が適用される場合があります。

・Tips 金額を抑えるためには…

HIV検査や梅毒、C型肝炎などSTDテストは1万円ほどする場合もありますが、保健所で匿名・無料で行なっている市町村もあります。

例えば、東京の保健所ではHIV検査とSTDテスト(クラミジア、梅毒、淋菌)を行なっています。(2018年6月現在)

また、会社によっては健康診断で子宮がん・子宮頸がんの検査を行なっています。

そういった検査を利用すれば、金額を抑えることができるので、事前にチェックしてみてください。

                            

ブライダルチェックを受けるタイミング


ブライダルチェックを受けるタイミングは、結婚の3ヶ月以上前がよいとされています。

理由は、「風疹抗体検査」にあります。

風疹の抗体を持っていなかった場合、ワクチンを受けなければなりせん。男性の場合はワクチンをしても避妊は不要ですが、女性は接種後2ヶ月間の避妊が必要です。

ブライダルチェックを受けると決めたら、早め早めに行動するようにしましょう。

                            

病院を選ぶときのポイント


ブライダルチェックを受ける病院は慎重に選びたいですよね。

そこでここでは、ブライダルチェックを受ける病院を選ぶときのポイントをご紹介していきたいと思います。

(1)現在通っている、もしくは将来通うかもしれない病院で受ける

現在通院している、もしくは妊娠や出産のときに通院を考えている病院で受けるのがよいかもしれません。

現在通院していて慣れ親しんだ病院はメンタル的に安心ですよね。

また、妊娠や出産のときに通院を考えている病院については、ブライダルチェックを通して病院や先生、看護師などの雰囲気を把握できます。

はじめに緊張するかもしれませんが、通院していくうちに慣れていきます。ですから、妊娠や出産したときに安心して通院することができますよ。

(2)病院の口コミをチェックする

はじめて受診する病院に行く前に、口コミをチェックしてみましょう。

病院の名前をGoogle Mapやネットで検索してみると、口コミを探すことができます。

口コミに書かれていることがすべてではありませんが、参考になるので、チェックしてみてくださいね。

(3)希望する検査項目を実施・料金の病院にする

ブライダルチェックの検査項目は、厳密な決まりがないため病院によって内容が異なります。

また、金額も病院によって異なります。

そのため、病院を選ぶさいに希望する検査項目を実施しているかどうか、検査費用が予算額内かをチェックしましょう。

検査項目は病院のホームページや、電話をして知ることができますよ。

                            

病院に行くのが難しい方は自宅検査キットを


ブライダルチェックの方法には、病院の他に自宅検査キットがあります。

病院に行くのが難しい方は、自宅検査キットをご検討してみてください。

1万円ほどで購入ができ、自宅で簡単に検査することができます。

ただ、病院のような詳しい検査はできないというデメリットがあります。

病院に行ける方は、病院で検査をするのがオススメです。

                            

ブライダルチェックの結果がすべてじゃない!


ブライダルチェックとは、正確にいいますと身体の健康状況を調べて、妊娠・出産をしても大丈夫かどうかを調べる検査です。

不妊かどうか、また不妊だった場合に原因を知ることはできません。

また、妊娠・出産はデリケートなことなので、環境やメンタルの状況によっては難しい場合があります。

そのため、ブライダルチェックが大丈夫だったからといって、妊娠・出産できるかどうかまでは分からないのです。

逆に、ブライダルチェックでなにか異常があっても妊娠・出産できる方もいらっしゃるといいます。

ただしそうは言っても、ブライダルチェックは身体の健康状況を知れる検査に変わりありません。

身体の状況を知ることで安心感に繋がりますし、もし異常があれば治療に取り掛かれます。

ブライダルチェックの結果がすべてではありませんが、なにかあってから「あのときにブライダルチェックをしとけばよかったかな…」と思わないためにも、念のため検査を受けておいた方がよいかもしれません。

                            

まとめ

妊娠・出産に関する体の状況を調べる検査、ブライダルチェックについてお話しました。

健康は生きていく上でとても大切なことです。

ブライダルチェックをきっかけに、おふたりの健康生活を見直してみてくださいね。

                        

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