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KEIKO OHASHI Art Director

2018.11.06

結婚が決まったら事前に知っておくべき結婚式の写真とアルバムの話

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人生のビッグイベントである結婚式。


大切な結婚式の写真は最高なものにしたい。アルバムをお願いするなら何度見返しても結婚式の感動が伝わるものにしたい。そう考えるのは当然のこと。

 

ほぼすべての結婚式で写真カメラマンが入ると言われておりますが、カメラマンを自分たちで選んでいる人はごく僅かです。結婚式に深く関わり、裏舞台も見ている私たちだからこそお伝えできる写真とアルバムのお話をさせて頂きます。

契約前に知っておくべき3つのこと

(1)流されるように契約してませんか?


結婚が決まり、式場を決め、フェアに行き、サンプルのアルバムを見る。


ほとんどの方はそのフェアでアルバムを決めて、式の当日にブライズで初めましてのカメラマンに遭遇します。そのカメラマンは10年以上のベテランかもしれないし、数週間前にデビューした撮影経験の乏しい新人かもしれません。


カメラマン(特に婚礼業界)は本当に写真の上手い方から、週末アルバイトの方まで幅があります。自分の結婚式の写真を撮ってもらうと考えたら勿論写真が上手い方にお願いしたいですよね?


だとしたら早い段階でアクションを起こさないといけません。特に人気のあるシーズンは結婚式が多く、カメラマンは不足気味になります。経験が乏しくても重宝されてしまう傾向にあります。


当日のカメラマンはどんな人なのか、打ち合わせは出来るのか、どんな写真を撮る方なのか…などなどプランナーさんに聞いてみても良いかもしれません。


また、式場提携のカメラマンではなくフリーランスカメラマンを持ち込むという選択肢もあります。これは式場によって持込NGや持込料金、撮影制限もあったりするので要確認です。そうなると式場との契約段階でちゃんと確認したいポイントですね。


(2)人気カメラマンは1年以上前に予約が入る


式場提携(大手写真業者)のカメラマンや持込スタイルのフリーランスカメラマンも人気の方は式の1年以上前に予約が入ったりします。


特に人気のカメラマンの方は空き状況に合わせて式の日取りを決めてもらっているほどです。


勿論予算の兼ね合いはあるものの、料金に糸目を付けないもしくは料金がさほど変わらないのであれば写真の上手い方にお願いしたいと思うのは当たり前です。式場提携のカメラマンだとしても人気の方は早いうちに指名が入っているかもしれません。


プランナーさんに早いうちに確認しましょう。

併せて、早い段階で様々なカメラマンの写真を見るのが重要になってきます。


(3)自分の好みを知る


ナチュラル・クール・ドラマティック・ロマンティック・アーティスティック・フィルムテイスト…


挙げればキリがありませんが、写真の雰囲気は業者や個人で様々です。自分たちはどんなテイストの写真が好きなのか、どんな写真を残したいのか話し合っても良いと思います。


あまりベタベタせずに自然でさりげない写真が好きなのに、結婚式当日のカメラマンはキメキメのポージングでキスしまくりの指示が…なんてのは避けたいところですよね。


いまはほとんどの式場や写真業者、フリーランスカメラマンがInstagramを活用していますので、Instagramでお気に入りのテイストやカメラマンをチェックしておくのもおすすめです。


また、式場と契約する前にサンプルをしっかり見て、自分たちが納得できる写真を撮ってもらえそうかどうかは要確認です。早めにアクションを起こしていれば、カメラマン持込の際も式場契約前に確認出来るので話もスムーズになります。

デジタルの時代にアルバムは必要?

(1)アルバムは作らないでデータプランという選択肢


写真がデジタルの時代になり、データで見ることもやり取りも出来るようになり紙媒体が衰退しているのは紛れもない事実です。


私たちもフォトデータプラン(アルバムなし)が多いな…と日々感じています。予算的に削れるところだから、アルバムのデザインが微妙、アルバムは自作したい…など理由は様々かと思います。


自作する際や大きくプリントしたい場合の注意点もあります。また、業者さんでもフリーランスカメラマンでも素敵なアルバム(勿論写真も素敵です)を作っている方は沢山います。きっと自作だったらこうはならないだろうと…


だからこそ少しでも知識が必要です。それを皆様にお伝え出来ればと思います。


(2)アルバム自作は実際どうなのか?


写真はデータのみプランにして、自身でアルバムを作る。そう考える方も多いのではないでしょうか?


写真のプリントやアルバム作成について少しお話したいと思います。写真のデータといってもほとんどの場合、写真サイズが縮小され統一されたサイズで納品されることが多いです。


実際のサイズではデータが重すぎて大変、カメラによって写真サイズが違うなど理由は個人や業者によって様々かと思います。


例えば納品されたデータを大きくプリントしたい場合や大きなアルバムにしたい場合には縮小された写真を引き伸ばすかたちとなり、画質が荒れてしまいます。


お店でプリントするならまだ良いですが、家庭用インクジェットプリンタでは本来の綺麗な写真も綺麗にプリントされません。プリントは出来ればお店でしたほうがベターです。


データで納品してもらう場合、例えば「A2サイズにプリントしたいので、サイズ大きめで納品してもらいたい」などは可能かどうか確認することをおすすめします。


また、しっかり製本したアルバムを作りたい場合、一般のサービスではなかなかこだわりのデザインで入稿(製本)することは難しいです。


一般のお店では簡易的なレイアウト(セレクトやレイアウトがおまかせ)になってしまう場合が多く、こだわりのあるアルバムのような製本は業者としてしか出来ないかたちがほとんどです。


さらにアルバム製本業者とは契約(業者もしくは個人で)しなければ入稿出来ない場合がほとんどで、あまり現実的ではありません。


(3)アルバムレイアウトについて


ほとんどの写真業者はアルバムレイアウトにテンプレートを使用します。アルバム製本業者にもテンプレートが多数あり、それに写真をはめ込むかたちのレイアウト法も選択肢のひとつです。


レイアウトだけのアプリもあり、それを利用してレイアウトするという選択肢もあります。


こだわりたい場合、どうしてもネックになるのがデザインです。少なくともPhotoshopなどをはじめとした写真編集アプリも使用できないと厳しいのも事実です。(Photoshopもどんどん易しく、使いやすくはなっていますが…)


完全オリジナルのレイアウトの場合は確実に写真編集アプリは必要です。


勿論それに伴い最低限の知識も必要になります。結婚式のため「だけ」を考慮した場合はなかなか踏み切りづらいかもしれません。ただ、今後新しい技術によって便利で素敵なアプリがどんどん出来そうではありますが…

アルバムの価値とは


なぜ私たちがアルバムをおすすめするのか…それは単純です。思い出という「かたち」のないものを「かたち」にするものだからです。写真は式の後に残る数少ないものです。その思い出に触れることが出来るものがアルバムです。


特にプロの方々が作るアルバムはストーリーを意識しているものが多いと思います。ただ時系列順に並べるだけではない、記録にとどまらないものがあります。


写真1枚では伝わりきらないものが、アルバムにレイアウトされてストーリーを紡ぎます。いまはスマホやPCで写真画像を保管し見る時代ですが、アルバムのページをめくることが心になにか感じるものがあると信じています。


さらにいまはアルバムも日々進化しています。アルバム製本業者さんのお洒落なデザインのものや、汚れない特殊な紙だったり、フリーランスカメラマンの方もお洒落なレイアウトされる方は多いです。


ただの記録ではない、心が動かされるようなアルバムに出会えるように問い合わせやフェアや打ち合わせの際にサンプルは必ず見せてもらいましょう。

まとめ

結婚するふたりにとってより良い写真、そしてアルバムが残せるよう記事を書かせて頂きました。写真もアルバムも決して安いものではありません。だからこそちゃんと調べて納得のいくかたちで残して頂けたらと思います。


まずは自分たちの好みを認識し、それが撮ってもらえるのか、どんなカメラマンさんなのか、どんなアルバムを作っているのかを早いうちに「知る」ことが大切です。


きっとたくさんの素晴らしいカメラマン、そして素敵なアルバムに出会えるはずです。


結婚式の写真がより良いものに、思い出がアルバムという「かたち」になり、少しでも笑顔が増えたら嬉しいです。

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